「天華百剣-斬-」は電撃G’sマガジンで連載中の「天華百剣」がスマホゲームとなったもので、しっかりとした原作があります。
電撃G’sマガジンと電撃ホビーウェブが贈る「刀剣と少女」の物語
イメージとしては「刀剣乱舞の女版」がしっくりくると思います。
ゲーム性は違いますが、刀剣が擬人化しているという点では同じ。
アクションRPGとしてはそこそこですが、キャラゲーとしての出来が良い「天華百剣-斬-」のレビューを紹介します。
刀剣と少女の物語
戦乱と刀の時代は収束し、新たに銘治の夜が明けた。
無数の剣士とともに歴史を作った名剣の乙女「巫剣(みつるぎ)」たちも世を捨ててそれぞれに生きる道を歩き出す。
百華の誓いを胸に抱き……。
しかし、関ヶ原より三百年
現世をかき乱さんとする災いの影があった。
平和に慣れた文明の街に抗う術はない。
闇を断ち、来たるべき地に集結するは、戦さ場に咲く剣の華、天下轟く巫剣たち。
このゲームはメインシナリオは勿論、各キャラクター(巫剣)のストーリーも個別にフルボイスで用意されています。
キャラの数も多く、有名声優の方々も多く参加しています。
メインストーリーも原作を知っている必要は無く、キャラクターの名前は誰しも聞いたことがあるような刀剣が題材となっているので、話にも入って行きやすい。
まるでギャルゲーの様なシステムの数々
まるで、というかギャルゲーなんだと思いますが…
まず、ホーム画面からキャラが動きながら喋り掛けてきます。
愛刀に設定したキャラがホーム画面に表示されるようになり、キャラクターをタッチするとタッチした箇所によって色々な反応を見ることができます。
愛刀設定にしていないキャラも巫剣詳細画面で思う存分タッチして反応を楽しめます。
ズームしたり上下に動かしたりも可能で、背景の変更もできるなど、中々に作り込まれています。
衣装変更ができる
衣装自体はイベントで獲得したり、ガチャで別衣装のキャラを手に入れる必要があります。
着せ替えができる衣装の場合、戦闘では元の衣装のままですが、普段と違う衣装で戦闘パートも遊びたいなら、ガチャで衣装の違うキャラを手に入れる必要があります。
キャラとの触れ合いが楽しい
各キャラには親愛度があり、親愛Lvを上げることで装備枠やキャラストーリーが増えていきます。
親愛度を上げるには、各キャラの好みに合わせた贈り物をしたり、「手入れ」をしてあげます。
他にもタッチした時の反応やセリフも変化します。
「手入れ」は常にできるものでは無く、長く使わないで放置していた様な場合にキャラが拗ねしまった時や贈り物をした時にねだってくることがあります。
刀身をタップで手入れをして機嫌をよくしてもらうといったものです。
拗ねたキャラはこれをしないと戦闘に連れて行けなくなります。稀にメインで使っているキャラも拗ねることがあり、条件は不明です。
最初はお手入れがあまり発生しませんが、親愛度が高くなるに連れて贈り物で発生しやすくなっていくので、時間をかけて少しづつ仲良くなっている感じが楽しめます。
アクションパートは若干もっさり
アクションパートはかなり動きが重くて最初はガッカリするかもしれません。
移動はバーチャルコントローラーで、攻撃ボタン、得意技ボタン、奥義ボタンがあり、キャラは最大3体の編成でキャラアイコンをタッチすると交代ができます。
一応、操作に慣れてしまえばもっさり感は気にはならないのですが、このゲームはストーリーからイベントまでの殆どをオート操作と少しの手動操作で攻略できてしまいます。
2倍速オートモードまで付いており、この超快適な動きに慣れてしまうと完全手動操作の時に弊害が出ること間違いなし!
オートプレイ中でもユーザーの操作を受け付けてくれるため、2倍速中にも得意技や奥義、移動操作などの全てを受け付けてくれます。
この操作に慣れることで非常にテンポのいいアクションゲームとなり、爽快感も抜群です。
少し敵が強くてオートだと難しいと感じたら、ちょちょっと得意技や奥義を発動させてあげれば大体はクリアできます。
特定のイベントでは超難易度のボスが登場するので、完全手動操作が必要になることもあります。
とはいえ、その超難易度をクリアしなくともイベントアイテムを全て取れるので、アクションが苦手な人は周回作業をオート操作に任せておけばいいだけです。
アクションゲームとしてはフリック操作による回避行動や、得意技発動時の無敵時間を利用して強力な攻撃を避けるなど、意外とやりごたえがあります。
アクションパートで2Dになるキャラ達もいい感じに可愛くなっています。
キャラごとにスピードのある「疾風」攻撃力の高い「強撃」タイプなどがあり、ステージに合わせた使い分けができます。
ガチャは渋い
ガチャを引くチャンスはかなり多く、イベント開催のたびに10連近くは回せます。
キャラゲーとしてのクオリティは非常に高いですが、そのキャラを手に入れるまでが難しい。
他のゲームで言えばFGOのように、装備とキャラが同じガチャから排出されます。
課金石自体は多く手に入りますが、目当てのキャラがいる場合はリセマラで引き当ててから始めることをおすすめします。
ガチャがキツイとキャラの限界突破が問題となりますが、どのレアリティのキャラも最大2回の限界突破で済みます。(合計3回同じキャラを手に入れる)
限界突破をするにはガチャで同じキャラを手に入れるか、イベントでアイテムを入手する必要があります。
イベントで限界突破アイテムの入手が比較的楽なため、無課金でもURキャラも最大まで限界突破がしやすくなっています。
一度目当てのキャラさえ手に入れてしまえば最大まで育成しやすいのはありがたいところです。
装備に関してはイベントでどうにでもなります。
天華百剣-斬-のレビューと評価
とにかくキャラゲーとしてはクオリティが高いスマホゲームです。おっぱい揺れます。倒されると刃こぼれとして服が破けます。
若干のエロ要素もしっかり搭載です。
また、ステージの絶妙な難易度調整には運営の頑張りが伺えます。
イベント限定アイテムやキャラの回収が楽過ぎる
高難易度ではキャラの育成度合いによって敵の攻撃を1〜2発で倒されることもありますが、敵のパターンを読むことで育成が中途半端なキャラでも、最低限の攻撃力を持っていれば倒せる難易度になっています。
そもそも一番難しい難易度に挑戦する必要が無い。
他のゲームでは最大まで限界突破していないとイベントが攻略出来ないことも多いですが、このゲームではその心配はありません。
お気に入りのキャラを使い続けやすいのもキャラゲーとして素晴らしい。
キャラのレアリティはSRとURの2種類しか存在しないのですが、SRキャラでも超難易度のステージを攻略可能なので、お気に入りのキャラがSRでも残念がる必要はありません。
このゲームでダメなところといえば、手動操作時にアクションがもっさりしているのとガチャの渋さです。
キャラゲー、美少女、刀剣が好きな人には非常におすすめです。また、フレンド要素も無いようなものなので、一人で遊びやすいゲームです。
アクションが苦手でもオートで何とかなるので、気になった人は是非遊んでみてください。